Javie-0.5.5
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.5.5 の変更点
- エフェクトを追加
- 差分マット
- 波紋
- ブラー(レンズ)
- エクスプレッションに次の関数を追加
- エクスプレッションに次のプロパティを追加
- コンポジション: frameDuration, duration
- バッチ出力機能を追加
- Voodoo Camera Trackerのカメラデータ(Textfile形式)の読み込み機能を追加
- MMDのカメラデータ(.vmdファイル)を、MMD2AEを経由せずに直接読み込める機能を追加
- JavieのカメラをMMDのカメラデータ(.vmdファイル)として書き出す機能を追加
- エクスプレッションが設定されているプロパティを赤で表示
- プレビューウインドウで次のフレームボタン及び前のフレームボタンを押し続けると、連続してフレームが変化するように
- タイムラインがソース名表示の場合、テキストレイヤーはソーステキストをソース名に表示するように
- Catmull-Rom補間の計算が間違っていたので修正 (以前のバージョンでCatmull-Rom補間を使用したプロジェクトはレンダリング結果が変わります)
- 連続ラスタライズした3Dレイヤーとカメラの位置関係が特定の条件のときにエラーが発生するバグを修正
- Windows版でキーフレームが非常に多い場合のタイムラインの描画速度を改善 (タイムラインの描画内容が若干変わります)
- キーフレームが非常に多い場合、タイムライン上の操作のいくつかが非常に重くなる問題を一部改善
- 粉砕エフェクトで破片のサイズを小さくしたときの安定性と処理速度を向上
- カメラのX,Y,Z回転が「回転数+角度」の表記になっていなかったのを修正
- アプリケーションアイコンとスプラッシュ画面、アバウト画面の画像をENTHUSIASMさんに作成していただきました
スプラッシュ画像、ロゴ及びアイコンについて
ENTHUSIASMさんという方から、スプラッシュ画像、ロゴ及びアイコンを提供していただきました。ありがとうございます!
Mac版では、更新マネージャ経由で Javie 0.5.5 に更新すると、Finder上でのアプリケーションアイコンの表示が元のまま変わらないことがあるようです。その場合、Finder上でJavieのアプリケーションファイルの「情報を見る」を表示し、何か別のアイコンを適当にペーストして削除すると新しいアイコンに更新されます。
ファイルの読み込み、保存等ができない問題について(Java 6 Update 26 との互換性)
http://sourceforge.jp/forum/message.php?msg_id=57975 に報告されているように、Windowsの一部の環境と Java 6 Update 26 の組み合わせでファイルの読み込み、保存等が一切できなくなる問題があります。*1
上記の報告も含め、この問題の発生が確認されているのは次の環境です。
次の環境では発生しませんでした。
- Windows XP SP3 32bit
他の環境での発生の有無は確認中です。
この問題が発生した場合、Java 6 Update 25 に戻してください。Java 6 Update 25 のダウンロード場所がわかりにくいので、リンクを貼っておきます。
Java 6 Update 25
Java 6 Update 24以前(しばらくすると25もこちらに統合される?)
なお、Javie 0.5.5 ではこの問題を検出する処理を追加してあります。ファイル読み込みやプロジェクト保存などの操作を行ったとき、「ご利用中のOSとJavaの組み合わせでは、Javieは正常に動作しません。Java 6 Update 25 を利用してください。」というメッセージが表示された場合、この問題が発生していると思われます。ただし、誤検出することがあるので、ファイル読み込み等が問題なく行えるのにこのメッセージが表示される場合は無視してください。*2
追記:Java 6 Update 25 に戻す際、先に Update 26 を削除してから Update 25 のインストーラーを使用してください。Update 26 を残したまま Update 25 のインストーラーを使用しても、Update 26 のままとなるようです。
エクスプレッションに追加された関数について
AEの同名の関数とほぼ同じ仕様ですが、グローバルの wiggle 関数はAEとは引数が異なります。また wiggle1, wiggle2, wiggle3 はAEにはありません。Wikiのエクスプレッションのページをご覧ください。
Javie-0.5.3
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.5.3 の変更点
- シャドウの拡散を0以外に設定したときのシャドウの計算式を修正
- グローエフェクトでのカラーループの画質を改善
- エフェクトを追加
- ブラー(合成)
- ディスプレイスメントマップ
Javie-0.5.2
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.5.2 の変更点
- テキスト内に半角スペースが含まれているときに文字単位の3D化を有効にするとエラーが発生する問題を修正
- レイヤーサイズの変更を伴うエフェクト等によりレイヤーの縦または横のサイズがゼロになった場合にゴミが描画される問題を修正
- ポスタリゼーションエフェクトでアルファ値が1.0以外の時の処理が間違っていたので修正
バグ修正のみです。
Javie-0.5.1
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.5.1 の変更点
- テキストレイヤーの強化
- 線の色、線幅(ジオメトリシェーダをサポートしているGPUが必要)
- テキストアニメータ
- テキストレイヤーは連続ラスタライズした状態をデフォルトに(マルチサンプリングをサポートしている場合)
- マテリアルオプションに「シャドウの範囲を拡張」プロパティを追加
- レイヤーの時間伸縮(速度変更)を実装
- Deleteキーでキーフレームの削除が可能に
- エフェクトがひとつも無い場合でも「エフェクト」行を表示するように変更(エフェクトがひとつも無いレイヤーにエフェクトをドロップすることが可能に)
- 2Dレイヤー及びシャドウを落とさない3Dレイヤーがコンポジションのフレーム外にある場合、処理を行わないようにして高速化
- 不透明度がゼロのレイヤーは処理を行わないようにして高速化
- エフェクトのドラッグ中、エフェクト内の最下行に挿入ポイントが発生しない問題を修正
- 粉砕エフェクトを使用後、ガーベージマットエフェクト及びテキストレイヤーが正常に動作しなくなることがある問題を修正
- テキストレイヤーを連続ラスタライズして使用すると、特定のフォントと文字の組み合わせでクラッシュする問題を回避(クラッシュはしなくなりましたが、当該文字は表示されません)
- Redo,Undo時にまれにエラーが発生しそれ以降プレビューが更新されなくなる問題を修正
- イメージシーケンスの読み込み時に表示されるダイアログが、一部の環境では十分な大きさで表示されない問題を修正
- シャドウを落とす3Dレイヤーがコンポジションのフレーム外にある場合、シャドウが投影されないことがある問題を修正
- 連続ラスタライズしたレイヤーがシャドウの拡散を0以外に設定したライトによりシャドウを落とす場合にテクスチャの解放忘れが発生する問題を修正。
- モーションブラーのサンプル数を増やすとフルモードのモーションブラーが正しく描画されないことがある問題を修正
- 起動時にOpenGLの詳細情報をコンソールに出力
- エフェクトを追加
- モーションタイル
- ポスタリゼーション
- 拡散
- 回転
- コーナーピン
- チャンネルミキサー
- ポスタリゼーション時間
- タイムシフト
- 縁取りエフェクトの改良
- Intelの内蔵グラフィックでの描画品質を改善
- 縁の幅が0(最小値)または50(最大値)に近い場合の描画品質を改善
- プロパティを追加(境界のカットオフ、縁の柔らかさ)
テキストアニメータ
テキストアニメータの使い方はAd○beの某ソフトとほぼ同じです。いくつか足りない機能と微妙に仕様が異なる部分はありますが、某ソフトのテキストアニメータを細部まできっちり把握してる人も多くはないでしょうし、同じと言ってしまっていいと思います。そのため、某ソフトのテキストアニメータの資料はほとんどそのまま参考になるはずですので、ひとつURLを貼っておきます。
この内容に沿ったJavieのプロジェクトを作ろうとは思っていますが、誰かかわりに作ってくれる人がいたらうれしいな。
ジオメトリシェーダ
上記の変更点のところに
- テキストレイヤーの強化
- 線の色、線幅(ジオメトリシェーダをサポートしているGPUが必要)
と書いてあるように、テキストの線色と線幅の指定をするにはジオメトリシェーダに対応しているGPUが必要です。READMEに書いてある推奨環境のうち、NVIDIAとAMDはジオメトリシェーダに対応しているはずです。Intelの場合、私が直接確認できている GMA X4500 は対応していません。また、Googleで適当に検索した限りでは Sandy Bridge の内蔵GPUも(少なくとも現状のドライバでは?)対応していないようです。*1
*1:http://code.google.com/p/chromium/issues/detail?id=71843 の GL_EXTENSIONS に GL_EXT_geometry_shader4 が無い
Javie-0.5.0
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.5.0 の変更点
- 3Dレイヤーの交差制限を解消
- 交差グループの指定が不要に
- 交差数が無制限に
- 交差時の処理を高速化
- 交差が発生するレイヤーでモーションブラーを使用した際のレンダリング結果を改善
- レイヤー合成の処理を高速化
- モーションブラーに、サンプリング毎にエフェクトを実行するモード(フルモード)を追加
- 画質の改善
- レイヤーの縮小時、または3Dレイヤーの傾斜が大きい時の画質を改善(画質スイッチ=最高)
- 画質スイッチで3段階の画質設定
- スーパーサンプリングオプションの追加
- ライトとシャドウの実装
- ライトレイヤーの追加
- 3Dレイヤーのプロパティにマテリアルオプションを追加
- 浮動小数点コンポジションを使用時、映像が乱れることがあるバグを修正
- エクスプレッションで thisComp.width と thisComp.height が逆になっているバグを修正
- (Windows版のみ) メディアオプションのアルファチャンネル設定の初期値を「無視」に変更。
ただし、アルファチャンネルを持っていることが既知のコーデック(今のところURLAのみ)ではストレートアルファ。 - (MMD2Javie) MMD2JavieをJavie本体に統合
- (API) IVideoBuffer が保持するテクスチャを GL_TEXTURE_RECTANGLE から GL_TEXTURE_2D に変更
画質スイッチ
上に貼った動画内でも説明していますが、画質スイッチが新たに追加されました。右の画像の赤で囲ったところが画質スイッチです。ドラフト、標準、最高、の3段階の画質を選択できます。
「ドラフト」では、拡大縮小、回転時などの補完処理が一切行われません。そのため、ドット絵などを拡大表示するのに向いています。また、エフェクトによっては画質を落として処理が行われる場合があります*1。
「標準」では、バイリニア補完されます。縮小時や3Dレイヤーを大きく傾けた時の画質が十分ではありません。デフォルトはこの状態になっています。
「最高」では、トリリニア補完されます。また異方性フィルタが利用可能なグラフィックカードでは異方性フィルタも使用します。最高画質では縮小時や3Dレイヤーを大きく傾けた時の画質が改善されますが、処理が重くなります。
スーパーサンプリング
これも動画内で説明していますが、3Dレイヤーの交差部分のジャギーが解消されます*2。4x4は文字通り16倍の処理を行うので、十分高速なグラフィックカードを使用していない場合はあまり使用しない方が良いです。というかVRAMも16倍消費する*3のでエラーが発生する場合もあります。
モーションブラーに「フルモード」を追加
[動画内では説明していません] これまでのモーションブラーはトランスフォームの各プロパティの変化のみが参照され、エフェクト内の変化は参照されていませんでした。0.5.0ではレイヤーのモーションブラースイッチを「フルモード」にすることによりエフェクト内の変化も参照されるようになります。右の画像で、モーションブラースイッチが赤色になっているのが「フルモード」です。従来からあるモードは「トランスフォームモード」と呼びます。フルモードを使用するとかなり重くなるので注意してください。
次の画像は、粉砕エフェクトを使用したレイヤーにモーションブラーをかけたもので、左がトランスフォームモード(モーションブラーを無効にした場合と同じレンダリング結果)、右がフルモードです。
Javie-0.3.14
ダウンロード: http://sourceforge.jp/projects/javie/releases/
更新マネージャからも更新できます。
Javie 0.3.14 の変更点
- スクラブ中のオーディオ再生機能を追加
- エフェクトを追加
- 輪郭検出
- ブラー(ズーム)
- ブラー(回転)
- ブラー(方向)
- 色深度の変更
- 「ぼかし(ボックス)」、「ぼかし(ガウス)」の名前をそれぞれ「ブラー(ボックス)」、「ブラー(ガウス)」に変更
スクラブ中のオーディオ再生は、プレビューウインドウ右上のスピーカーアイコンのボタンの小さな三角をクリックすると、有効/無効の切り替えができます。
「色深度の変更」エフェクトは少し特殊な動作をするので詳しく説明しておきます。このエフェクトは、エフェクトの処理の途中で一時的に色深度を変更したい場合に使います。例えば、グローエフェクトを8bit/チャンネルのコンポジションで使用すると少し汚いので、コンポジションの色深度を32bit/チャンネルにしたくなるかもしれません。しかし、コンポジション全体を32bit/チャンネルにしてしまうと、負荷がかなり大きくなってしまいます。グロー以外の処理は8bit/チャンネルで問題ない場合、色深度の変更エフェクトを使用すればグローだけ32bit/チャンネルで処理することができます。
色深度の変更エフェクトを挿入した位置よりも “上” にあるエフェクトの色深度が変更されます。そのため、グローだけを32bit/チャンネルに変更するには、右のようにグローを色深度の変更エフェクトで挟んで、下側を32bit/チャンネル、上側を8bit/チャンネルに設定します。この場合、一番上のトライトーンは8bit/チャンネル、一番下のリニアワイプはコンポジションの色深度で処理されます。
あと、浮動小数コンポジションを使用した場合、環境によってはフッテージの読み込み時にノイズが乗るバグがあるようです。このバグが発生する場合、エフェクトの一番上に色深度の変更エフェクトを挿入し、8bit/チャンネルに設定しておくと回避することができます。