そろそろnukIM@Sの今後について一言いっておくか
あれからずいぶん時間がたってしまったので、きっともう忘れ去られてるんだろうなとは思うけど、一応まだ続けてますよ、ということで。
もとのnukIM@Sのコードは、とにかく早く一旦リリースすることを優先しててかなり酷いことになってたので、リリースした後、目立ったバグを直したらすぐに全部書き直すつもりでした。だから、方針転換とか言われても内心では「そんな簡単に言うなー」と思ってたりしました。そんなわけで、アクセ合成やらアルファ抜きやらの実験だけはしたのに、その後何も出てこないのは、新たにほとんどゼロから書いてるからなのです。
今作ってるのは、
- R,G,Bバック765comm@nd用キーイングツール
- 赤青緑バック用でスピル除去機能付き
- グレーバック765comm@nd用キーイングツール
- グレーバック素材単独で、できるだけ余計な抜けを起こさずに抜く
のふたつ。
今月中にはリリースしたいなーと思ってるんだけど、もうあと1週間しかない。。基本的なところはだいたいできたので、なんとか頑張ります。アルファ抜き、アクセ合成もその後順次リリースしていく予定。
出力サンプルを載せておきますね。上から順に、
- りっちゃん
- グリーンバック素材を白背景に置換/スピル除去なし
- グリーンバック素材を白背景に置換/スピル除去あり
- 真くん
- カジュアルでグレーバック素材を青背景に置換
- 同上
となってます。
スピル除去はかなり秀逸だと思うのですが、どうでしょう。
これだけ綺麗に除去できると、グレーバック用のツールは必要無いんじゃないか?という気もしますが、RGB用はまだエッジ上に若干背景色が残ってしまうことがあるので、使い分けすることになるかなとも思います。
そんなわけで、nukIM@S-2(仮)の開発してますよー、今月中には出せたらいいなー、というお知らせでした。
追記
以前と同じくQuickTimeとJavaベースの独自ツールなのでちょっと不便かなぁと思うのですが、そこらへんの意見などあったら聞かせてください。huffyuvなど主要コーデックが読めれば、とか、でもやっぱりAviUtlで出来た方がいいとか。底辺スレには何人かマカーもいるようだけど、マカーからの意見も聞きたいな。
huffyuvをWindowsのQTコンポーネントとして移植することはちょっとだけ考えてます。かなり先のことになると思うけど。Mac版はperianがあるんだけど、そこのTrac見たらWindows版への要望が上がってたんだけど却下されてた。とにかくある程度動くところまで移植してから持ってこい話はそれからだ、みたいな感じで。
追記2
今回のツールは、ある程度汎用的に使えることを前提にしたフィルタツールをベースとして作って、その上に765コマンド用のフィルタを載せています。動画の入出力部分の実装も差し替え可能になってる(はず)なので、そこだけJNI(OSのネイティブコードにJavaからアクセスできる機能)を使ったものに差し替えればコーデックの不便さを解消できるかも、ということも考えてます。こっちの選択肢の方がPerianを移植するよりも簡単でしょうか。Windowsのプログラミングは十年くらい前に少しやってただけなので全然わからん。
追記3
JNI経由でDirectShowを使えるようにしたものを見つけたのでそれを使うことにしました(あと一週間くらい待ってほしいの - らくさん)。